滝と渓流の高山キャンプ場

鹿の声

さあ、今シーズン最後の連休に入りました。

平日は人が少ない山間のキャンプ場ですが、週末は多数のお客様がおいでになり、ありがたい限りです。昼間は太陽が顔を出せば、程よい暖かさで、体を動かすにはちょうどいい季節ですね。明日は地元のマラソン大会もあり、この付近一帯、ますます賑やかな連休になりそうです。

ところでこの時期、山の方から、とある動物の泣き声が聞こえてきます。
「ヒーン」「ヒョーン」とも「キュイーン」とも、聞き方によっては人の叫び声にも聞こえるような声ですが、何かご存じですか？

そう、鹿、です。
秋は鹿の恋の季節。オスがメスを求めて鳴く声なのです。

百人一首で、こんな句があります。

　　　　「奥山に　もみぢふみわけ　なく鹿の　声きくときぞ　秋はかなしき」

ベールに包まれた謎の歌人・猿丸太夫さんのうたです。
秋の人恋しさを鹿に重ねて詠んだのでしょうか。

キャンプ場にいても、この声が時折聞こえてきます。
初めて聞くと、ちょっとびっくりするかもしれませんね。
秋ならではの風物詩に、ちょっと耳を傾けてみては、いかがでしょうか。

そうそう、ブログには、必ず一枚写真を載せたいと思っているのですが、なかなか鹿には出会えません。ですので、写真は無し。残念・・・。
うまく撮れたら、またアップしますね。

15年10月10日

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